2008年07月23日

[医師採用に関する製薬会社人事部からのコメント] 欧州系A社

まずは欧州系の製薬企業であるA社からの回答です。
かなりためになる内容なので、製薬会社への転職を希望される医師の方々は大いに参考にしてください。



お問い合わせありがとうございます。
ご推察の通り、製薬会社でもいくつかの可能性があります。
ご質問に沿って回答いたしますと次の通りです。


(1)現在、弊社では空いているポジションはありませんが、一般的に製薬企業内では以下のようなポジションが考えられます。

a. 臨床開発:新薬の臨床試験を企画し、実際に病医院とコンタクトをとり、臨床試験を推進し、臨床データをまとめる(市販後の製品の臨床試験を行なう部署もあります)
b. 安全性管理:新薬及び市販後の安全性情報を収集し、その評価・報告を行う
c. 市販後調査(PMS):市販後製品の決められた調査・評価を行う
d. 薬事:新薬・適用追加などのための申請資料を作成し、当局との窓口となる
e. マーケティング:製品プロモーションのための戦略策定、プロモーション活動の企画・実施を行なう(弊社では現在マーケティング部にはドクターはおりません)

その他、臨床薬理、疫学などでドクターがいらっしゃるケースもあると思います。
これらは、必ず医師免許が必要というわけではありませんが、海外では医師免許を持った方がこれらの業務についてついているケースも多く、医療現場のドクターとアカデミックなコミュニケーションする上でも、医師の専門性・経験は有利なポイントと言えると思います。
また、弊社ではあまりありませんが、メディカルアドバイザーといって、上記のようなプロジェクトの専任ではないが、新薬開発プロジェクトに専門領域のアドバイス等を行なうポジションを設けている会社もあります。

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(2)上記のa、eなどは、治療領域別に組織を作っているケースが多く、弊社もそのような体制になっています。

(3)弊社の場合はメディカルアドバイザー以外のポジションは、医師とそうでない社員と大きく職責が異なるわけではなく、医師としての知識・経験も生かしながら(1)のような業務を行なっていただくことになります。

(4)いただいた情報だけでは判断しかねますが、臨床のドクターが製薬会社を希望されるケースは少しずつ増えてきており、敷居が非常に高いというものではないと思います。
ただ、弊社を含む外資系においては、本社等とのコミュニケーションをとる機会も多くなりますので、英会話などはできたほうが望ましいです(留学経験が必ずしも必須というわけではありません)。


既述の通り、現在弊社では空いているポジションはありませんが、ご応募があった場合、開発本部等関係部門にて将来的なニーズも含め検討させていただくこととなります。
メールでは、なかなかご説明が難しい点もありますが、ご参考になれば幸いです。



→[医師採用に関する製薬会社人事部からのコメント] 欧州系B社


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自己紹介
石動(いするぎ)アキ

外資系製薬企業勤務。部長待遇。♂。

大学病院とその関連病院で臨床中心に仕事してましたが、転機が訪れ、転職を果たして5年目に入ります。

臨床開発、メディカル・マーケティング、安全性管理と経験を積み、2007年からは国際共同治験のコーディネートがメインの仕事になってましたが、2008年4月に4回目の転職を果たしました。

愛妻と愛息2人との4人暮らし(+猫2匹)。

【民間医局】ドクターエージェンシーシステム
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