2009年12月21日

メガファーマ vs スペシャリティファーマ (1)

おひさしぶりです。

例年、12月も半ばになると本国のチームメンバーがクリスマス休暇に入るために外資系の会社は開店休業状態になるのですが(なので僕はこの時期を英会話等の勉強や個人事業の拡充に充てます)、なぜか今年はまだ多忙が続いて、なかなかブログの更新がままなりません。

まあこの御時世、仕事があるのは幸せなことなのだとポジティブに考えて業務に励むことにします。

といいつつも今日は、メインブログコメント欄にvzaveさんからいただいたご質問への僕なりの見解をお示ししておこうと思います。

vzaveさんのご質問は、端的に言えば、スペシャリティファーマからメガファーマへの転職のpros and consに関するもののようです。

「ようです」というのは、vzaveさんと僕との間で「メガファーマ」という言葉の定義が一致していない可能性があるからです。

vzaveさんは現在「一科目特化型の外資製薬に勤務」されているそうです。
文脈からするとこの「一科目特化型の外資製薬企業」の対義語として「メガファーマ」という言葉を使われているようですので、本記事では「複数のTA(Therapeutic Area)/DA (Disease Area)にまたがって医薬品を研究・開発、販売している大手の製薬企業」程度に定義しておくことにさせていただきます。

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ただ、最近になってメガファーマに関しては公式な定義ができたようで、厚生労働省が2007年に発表した「新医薬品産業ビジョン」によると、メガファーマとは「世界的に通用する医薬品を数多く有するとともに、世界市場で一定の地位を獲得する総合的な新薬開発企業。このうち、今後の世界の医薬品市場をリードするブロックバスター中心ではない新しいタイプのグローバルメガファーマの一角を少なくとも1〜2社は目指す事が期待される」とされています。

「新医薬品産業ビジョン」はさらに、「得意分野において国際的にも一定の評価を得る研究開発力を有する新薬開発企業。比較的規模の小さい企業でも大きな研究開発の成果を活かして成長していくケース(グローバルニッチファーマ)や得意分野に研究開発を絞り込んで国際競争力の強化を図るケース(グローバルカテゴリーファーマ)を目指すことが求められる」としてスペシャリティファーマという言葉を当てています。
vzaveさんが仰られている「一科目特化型の外資製薬企業」はこちらに近いのではないでしょうか。

→メガファーマ vs スペシャリティファーマ (2)

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自己紹介
石動(いするぎ)アキ

外資系製薬企業勤務。部長待遇。♂。

大学病院とその関連病院で臨床中心に仕事してましたが、転機が訪れ、転職を果たして5年目に入ります。

臨床開発、メディカル・マーケティング、安全性管理と経験を積み、2007年からは国際共同治験のコーディネートがメインの仕事になってましたが、2008年4月に4回目の転職を果たしました。

愛妻と愛息2人との4人暮らし(+猫2匹)。

【民間医局】ドクターエージェンシーシステム
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