オファー・レター
2008年10月01日
転職前に交渉しておくべき事項 ―サインオンボーナス― (2)
つまり、医師が製薬会社に転職する場合、人によっては初年は給与が下がることがありえますし(翌年以降は実力次第でしょう)、ボーナスでは転職に際してどう足掻いても損が出ます。
そしてやってみればわかりますが、転職には、特に転居が伴う場合には、馬鹿にならないコストがかかります。
こうした金銭的なマイナスというか、初期コストを会社側にもシェアしてもらえる数少ない方法がサインオンボーナスなのです。
オファーレターの第1稿にサインすることはあまりクレバーな選択肢ではありません。
そこにサインオンボーナスの記載がある可能性は低いからです。
別に意地悪をしているというわけではなくて、外資系の製薬会社側としては、オファーレターの第1稿は交渉の叩き台である、くらいの認識でいます(転職ズレしていない医師がすんなりサインしてくれればそれはそれでラッキーだとは思っているでしょうが)。
よって、第1稿の内容に少しでも色をつけられないか、是非とも交渉してみるべきです。
交渉によって動かせるものと動かせないものがありますが、例えば勤務開始時期や初年度の有給休暇日数などは融通がきくアイテムです。
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金銭面ではサインオンボーナスが、製薬会社側としてももっともフレキシブルに対応できるオプションです。難しい理屈は省きますが、サインオンボーナスは給与とは違う財布から出るお金で、採用されることになる部門の長の裁量で動かせる性格のものなのです。続きを読む
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そしてやってみればわかりますが、転職には、特に転居が伴う場合には、馬鹿にならないコストがかかります。
こうした金銭的なマイナスというか、初期コストを会社側にもシェアしてもらえる数少ない方法がサインオンボーナスなのです。
オファーレターの第1稿にサインすることはあまりクレバーな選択肢ではありません。
そこにサインオンボーナスの記載がある可能性は低いからです。
別に意地悪をしているというわけではなくて、外資系の製薬会社側としては、オファーレターの第1稿は交渉の叩き台である、くらいの認識でいます(転職ズレしていない医師がすんなりサインしてくれればそれはそれでラッキーだとは思っているでしょうが)。
よって、第1稿の内容に少しでも色をつけられないか、是非とも交渉してみるべきです。
交渉によって動かせるものと動かせないものがありますが、例えば勤務開始時期や初年度の有給休暇日数などは融通がきくアイテムです。
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金銭面ではサインオンボーナスが、製薬会社側としてももっともフレキシブルに対応できるオプションです。難しい理屈は省きますが、サインオンボーナスは給与とは違う財布から出るお金で、採用されることになる部門の長の裁量で動かせる性格のものなのです。続きを読む
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転職前に交渉しておくべき事項 ―サインオンボーナス― (1)
医師の製薬会社への転職ノウハウを語るにあたって、いずれ書こうと思っていたテーマですが,ちょうどdocさんからコメントをいただきましたので、今回は「サインオンボーナス」について説明しようと思います(しかしdocさんは優秀ですね。普通はここまですんなりと複数のインタビューをクリアできるものではありませんが。どんな方なのでしょう)。
本来はもう少し後――製薬会社への転職に現実的にご興味やご関心をもたれるドクターの読者が増えてから取り上げるつもりでしたが、docさんをはじめとして、予想外に早くアクションを起こされる医師の方からのご相談やご質問、ご報告をいただくようになってきましたので、タイミングを前倒しすることにしました。
何せ、知っておかないとかなりの損になりかねない情報なので。
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サインオンボーナスは、入職時ボーナスと訳されることがありますが、日本風に言えば準備金のようなものです。
これは製薬会社からのオファーレターを受け取った後に、医師が行うべきいくつかの交渉のうちで、もっとも重要なものの一つです。
「オファー・レター (2) 」で、オファーレターを受け取るまで――選択権が自分の側に移るまで――、金銭交渉を行うべきではないこと、給与交渉はそもそも成り立ちがたいことを述べました。続きを読む
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本来はもう少し後――製薬会社への転職に現実的にご興味やご関心をもたれるドクターの読者が増えてから取り上げるつもりでしたが、docさんをはじめとして、予想外に早くアクションを起こされる医師の方からのご相談やご質問、ご報告をいただくようになってきましたので、タイミングを前倒しすることにしました。
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これは製薬会社からのオファーレターを受け取った後に、医師が行うべきいくつかの交渉のうちで、もっとも重要なものの一つです。
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2007年11月06日
オファー・レター (2)
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医師の転職先となりうる製薬会社はほとんどが外資系です。
従って雇用契約を結ぶにあたっては、オファー・レターの取り交わしという儀式が大きな意味を持ちます。
「面接―Job Interview」の項でも述べましたが(もしくは述べますが)、オファー・レターを受け取るまでは給与や待遇に関する交渉を、アプライした側から積極的にすべきではありません。
製薬については素人である医師が、どれだけ企業に適応でき、どれだけ貢献できるか未知数な面接の段階で金銭面にこだわるのは企業側に良い印象は与えません。
また、外資系とは言っても日本法人なので日本の法律を逸脱したような雇用条件はそもそも結べませんし、外資のシステムとしてもジョブ・グレードやサラリー・グレードによって給与や待遇の幅は決まっているので、そもそも交渉の余地がそれほど大きくあるわけではありません(製薬業界での実績を積んだ2回目以降の転職となると少し事情は違ってくるのですが)。
その意味では外資系企業への転職といっても意外と地味なものです(といっても僕は日本企業に勤めた経験が無いのでそちらとは比較できませんが)。
松坂大輔がレッドソックスに入団した時のようには事が運ばないのだということは覚えておきましょう。
→製薬会社への医師の転職 ―サインオンボーナスという必須交渉事項― (1)
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医師の転職先となりうる製薬会社はほとんどが外資系です。
従って雇用契約を結ぶにあたっては、オファー・レターの取り交わしという儀式が大きな意味を持ちます。
「面接―Job Interview」の項でも述べましたが(もしくは述べますが)、オファー・レターを受け取るまでは給与や待遇に関する交渉を、アプライした側から積極的にすべきではありません。
製薬については素人である医師が、どれだけ企業に適応でき、どれだけ貢献できるか未知数な面接の段階で金銭面にこだわるのは企業側に良い印象は与えません。
また、外資系とは言っても日本法人なので日本の法律を逸脱したような雇用条件はそもそも結べませんし、外資のシステムとしてもジョブ・グレードやサラリー・グレードによって給与や待遇の幅は決まっているので、そもそも交渉の余地がそれほど大きくあるわけではありません(製薬業界での実績を積んだ2回目以降の転職となると少し事情は違ってくるのですが)。
その意味では外資系企業への転職といっても意外と地味なものです(といっても僕は日本企業に勤めた経験が無いのでそちらとは比較できませんが)。
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2007年11月04日
オファー・レター (1)
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面接やら健康診断やらを無事通過して外資系の製薬会社への採用が決まると、オファー・レターという書類が送られてきます。
もちろんそれ以前にエージェントを通じて、もしくはその製薬会社の人事担当者から、合否は伝えられるわけですが、このオファー・レターを受け取るまでは油断はできません。
外資系、特に米国系の企業では人事のポストや予算に関して本国の支配力が強く、本国の業績悪化を理由に全世界的に3ヶ月間新規採用をフリーズする、とか、特定の品目に人的資源を傾注するために、抗癌剤領域の採用枠を減らして、そのぶん内分泌領域の採用枠を増やす、といったような決断が唐突に下されることがあります。
こうした場合、面接が進んでいようが健康診断が済んでいようが、その時点であなたの転職プロセスが立ち消えになってしまうことがありえるのです。
かくいう僕も実際に、応募していた部署の採用フリーズを理由に、ほぼ採用が決まっていた某欧州系企業への転職が立ち消えになった経験があります(もっとも、「本国の決定よるフリーズ」は、面接がそこそこまで進んだ候補者に断りを入れる時によく使われる口実でもあるので、真偽のほどは定かではないのですが)。
しかし、オファー・レターを受け取った時点で、そのような「突然の採用取り消し」の心配はひとまず無いと考えてもよくなります。
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外資系、特に米国系の企業では人事のポストや予算に関して本国の支配力が強く、本国の業績悪化を理由に全世界的に3ヶ月間新規採用をフリーズする、とか、特定の品目に人的資源を傾注するために、抗癌剤領域の採用枠を減らして、そのぶん内分泌領域の採用枠を増やす、といったような決断が唐突に下されることがあります。
こうした場合、面接が進んでいようが健康診断が済んでいようが、その時点であなたの転職プロセスが立ち消えになってしまうことがありえるのです。
かくいう僕も実際に、応募していた部署の採用フリーズを理由に、ほぼ採用が決まっていた某欧州系企業への転職が立ち消えになった経験があります(もっとも、「本国の決定よるフリーズ」は、面接がそこそこまで進んだ候補者に断りを入れる時によく使われる口実でもあるので、真偽のほどは定かではないのですが)。
しかし、オファー・レターを受け取った時点で、そのような「突然の採用取り消し」の心配はひとまず無いと考えてもよくなります。
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