給与

2008年05月16日

製薬会社に勤める医師の給与 (4)

製薬会社に勤める医師の給与 (1)のコメント欄に、mauiさんからご質問をいただきましたので、今回は回答方々、製薬会社転職した医師の勤務時間について書かせていただこうと思います。たしかに、給与の高低は勤務時間や業務内容との兼ね合いで評価されるべきものなので。

コメントは5月8日にいただいていたようですが、僕も再転職で7日から新しい会社(3社目になります)でのオリエンテーションなどが始まってバタバタしていたためレスが遅れました。まずはその点についてmauiさんにお詫び申し上げます。

さて本題ですが、製薬会社転職した医師の「実質的な」勤務時間は、病院勤務時間とそう変わらないように思います。
しかし拘束時間はかなり短くなります。

禅問答のようですが、臨床医というのは、実際に患者さんを診察したりカルテを書いたり書類を作成したりといった実務以外に、特に何もしていなくても医局や医師控室にいなければならない時間がけっこう長いのではないでしょうか。

製薬会社では当直のように来るか来ないかわからない患者さんを待つ待機時間のようなものがありませんし(ごく稀に厚生労働省の回答待ちで待機していなければならないことはありますが)、少なくとも外資系製薬会社では付き合い残業のような風土が皆無なので、自分の仕事がなければさっさと帰ることができます。
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2007年11月04日

製薬会社に勤める医師の給与 (3)

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製薬会社は欧米を中心に「儲け過ぎ」との批判を受け、例えばマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「Sicko(シッコ)」などでも槍玉に挙げられています。

また外資・内資を問わず、医師を社員として雇うような大手製薬企業は、薬業における世界一の市場である米国で勝負せざるをえませんが、米国はご存知の通り、世界一の訴訟社会でもあります。
ひとつの薬に対する集団訴訟によって、会社の経営が傾くことも珍しくありません(敗訴しなくても、訴訟を維持するためだけでも莫大な費用が必要となります)。

製薬業界は米国においては現政権政党である共和党との関係が強く、民主党は逆に薬価の引き下げに熱心な政策を主張しているので、米国の大統領選の帰趨次第では、逆風が吹く可能性が小さくありません。

このような負の要因にも関わらず、少なくとも現在、製薬会社の多くは利益率の高い体質を維持しており、日本においても、製薬は放送についで社員の生涯賃金が高い業種とされています(出典:銀のアンカー 第2巻

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2007年09月14日

製薬会社に勤める医師の給与 (2)

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外資系というと時に、給料は年俸制なのかという質問を受けることがありますが、僕の知るかぎり、外資・内資を通じて、大リーグのような意味での年俸制を採用している製薬企業はないようです。

本国から来ているシニアマネージメントの人たちはまた給与体系が違うのかもしれませんが、現地採用の医師社員は基本的には日本の一般的企業のそれに近い給与体系に従って報酬が支払われます。

ジョブ・グレードによってサラリー・グレードが決まっていて、成果主義/能力給的な要素があったとしてもそのグレードの範囲内での変動です。
医師免許を持っていることで、それにプラスα、報酬が加算される形になっている企業がほとんどです。
つまり、月給×○ヶ月分で計算される、いわゆるボーナスは他の非医師の、サラリー・グレードが同じ社員とほぼ同じということになります。

成果に対して支払われるインセンティブ・ボーナスがある会社の割合はやはり外資系で多いようです。

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2007年09月07日

製薬会社に勤める医師の給与 (1)

何だかんだ言っていちばん気になるところだと思うので、ぶっちゃけな金額を載せることにしますが、僕の場合、最初に勤めた会社の初年度の給与が1700万円くらいで、最終年度の給与が1890万円でした。

で、現在勤めている会社での初年度の年収はオファーレターでは1600万円となっています。
税引き後の額は大きくは変わらないのですが、現職は仕事の質・量に比べて給与は安い方で、再転職を考えているのはこれもひとつの要因です(現在の会社に移ったのは、給与が下がるのは承知の上で、スキルアップのためと割り切ってのものでした)。

開業医の先生たちはさておき、多くの勤務医、特に大学病院に勤められている先生方の多くは、この年収はかなり魅力的な額と感じられるのではないでしょうか。

この他、複数の会社の面接を受けたり、オファーを頂いたりした経験から言うと、製薬企業での経験がない医師を新規に採用する場合の初任給は年収ベースで1300〜1400万円と定めているところが多いようです。

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自己紹介
石動(いするぎ)アキ

外資系製薬企業勤務。部長待遇。♂。

大学病院とその関連病院で臨床中心に仕事してましたが、転機が訪れ、転職を果たして5年目に入ります。

臨床開発、メディカル・マーケティング、安全性管理と経験を積み、2007年からは国際共同治験のコーディネートがメインの仕事になってましたが、2008年4月に4回目の転職を果たしました。

愛妻と愛息2人との4人暮らし(+猫2匹)。

【民間医局】ドクターエージェンシーシステム
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